体重計の上の一歩
体重計に、
乗りたくない朝がある。
理由は、だいたい
自分でわかっている。
少し食べすぎた。
あまり動かなかった。
甘いものが続いた。
体重計は何もしていないのに、
なぜかこちらが気まずい。
数字を見るだけのことなのに、
その数字ひとつで、
朝の気分まで
決まりそうな気がする。
だから、
今日はやめておこうと思う。
また明日でいいか、と。
けれど、体重計は
責めるために
あるわけではない。
ただ、
今日の現在地を
静かに教えてくれるだけだ。
増えていたら、
そういう日もあると思えばいい。
変わっていなければ、
いつも通りでいい。
少し減っていたら、
それはそれでうれしい。
たったそれだけのことなのに、
乗る前には少し大げさに考えてしまう。
体重計に乗るのは、
反省会のためではなく、
これからどうするかを
決めるためなのかもしれない。
今日は少し歩こう。
夜は食べすぎないでおこう。
いつもより早く寝てみよう。
そんな小さな作戦が立てられる。
朝の数秒、
乗って、見て、降りる。
それだけで、
一日が少し整って始まる気がする。

乗りたくない朝がある。
理由は、だいたい
自分でわかっている。
少し食べすぎた。
あまり動かなかった。
甘いものが続いた。
体重計は何もしていないのに、
なぜかこちらが気まずい。
数字を見るだけのことなのに、
その数字ひとつで、
朝の気分まで
決まりそうな気がする。
だから、
今日はやめておこうと思う。
また明日でいいか、と。
けれど、体重計は
責めるために
あるわけではない。
ただ、
今日の現在地を
静かに教えてくれるだけだ。
増えていたら、
そういう日もあると思えばいい。
変わっていなければ、
いつも通りでいい。
少し減っていたら、
それはそれでうれしい。
たったそれだけのことなのに、
乗る前には少し大げさに考えてしまう。
体重計に乗るのは、
反省会のためではなく、
これからどうするかを
決めるためなのかもしれない。
今日は少し歩こう。
夜は食べすぎないでおこう。
いつもより早く寝てみよう。
そんな小さな作戦が立てられる。
朝の数秒、
乗って、見て、降りる。
それだけで、
一日が少し整って始まる気がする。

