こんにちは

秋の気配を感じる今日この頃ですね。
読書の秋…という事もあり本を読みながら過ごす事の多い スタッフ小田です。

今回読み進める中で面白かった本は
今村夏子さん作の『星の子』という小説です。

芦田愛菜さん主演で映画化され、
10/9から公開されています。

このお話は、未熟児として生まれ病弱だった少女ちひろの体調が"特別な水"で改善した事をきっかけに両親が新興宗教に心酔していきます。少女が15歳になったときには、家の中は宗教の祭壇やグッズで溢れ、転居を繰り返し生活も貧窮して行く一家を周囲は好奇の目で見ていました。
愛想をつかし離れて行く人も多くいる中、ちひろは愛情深い両親との生活を大切にしていました。
思春期になり、恋をしたちひろにも変化が訪れ、揺れ動く儚い恋心と生まれ育った環境への葛藤が胸に響くお話しでした。

秋の夜長におすすめします。