劇場の外観。昨年30周年を迎えたシックな建物です。
江戸時代から引き継がれている文楽。大阪が世界に誇る伝統芸能「文楽」にちなんで建てられた文楽劇場は、落ち着いた雰囲気に包まれています。ワンフロアーの場内は舞台の臨場感と技芸員の迫力の技を身近に感じることのできる劇場です。

錦秋文楽公演の二部の玉藻前㬢袂を鑑賞します。今回、文楽では初めての「九尾のきつね」が、お目見えするので、今から待ち遠しいです。文楽は演者が「人」でなく、「文楽人形」ですので、独特の表現力と演出がたのしめます。3人で操る人形ですので、最初は舞台にたくさんの技芸員がいるように思われますが、浄瑠璃、三味線の音とともに舞台に引き込まれて、いつしか「人形」がクローズアップされると言う不思議な体験をしていただけるとおもいます。

大きなのぼりが目印です。地下鉄、近鉄の日本橋駅で下車して七号出口を目指して歩いてください。階段を上ると懐かしいタバコ屋さんがありその先には大きなのぼりが立っています。
劇場の中には展示室があり「文楽入門」と「玉藻の前」を開催しておりますので必見です。

劇場から徒歩3分の所に黒門市場があります。さすが大阪の台所です。観光客も多く賑わっています。なんばからも20分～30分なので、ランチを食べて食後のウォーキングがてら劇場へお越しくださるのはいかがでしょうか？
または、近鉄上本町で下車して生玉神社を通って黒門市場へ来るルートは秋の遠足になりますね。