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こんにちは!ピノスけいはんなキッズスイミングスクールコーチです。
みなさんは「着衣泳(ちゃくいえい)」をご存じですか?
これは、服を着たまま水の中でどう行動すればよいかを学ぶ練習です。海や川、プールなどで万が一落水してしまったとき、パニックにならずに命を守るためにとても大切な学びなんです。

着衣泳が大学生にもたらした変化とは?
最近、大学生31名を対象にした調査で、「着衣泳を体験すると、水の事故に対する意識や、自分の命を守る力への自信がどう変わるか」を調べた研究がありました。
その結果、こんなことが分かりました。

1. 落水後の行動への意識がアップ!
着衣泳の授業のあと、大学生たちは「水に落ちてしまったあと、どうすれば助かるか」という意識が高まりました。
特に、「浮いて待つ」「慌てず呼吸を整える」といった考え方に、前向きな変化が見られました。

2. でも、「落ちる前」の意識は変わらなかった…
一方で、「水辺での危険をどう避けるか(=落ちる前の行動)」についての意識は、着衣泳をしてもあまり変化がなかったそうです。
つまり、水の事故を“予防する”意識を高めるには、別の学びも必要だということですね。
ピノスでは、「落ちないように注意する」「危ない場所には近づかない」などの予防教育も大切にしています。

3. 大学生が「一番助かる!」と感じた泳ぎ方は?
着衣泳の授業で学んだ泳ぎ方の中で、大学生たちが「いざというときに一番助かりそう!」と感じたのは…
• エレメンタリーバックストローク(初心者向けの背泳ぎ)
• 道具を使った浮き身(ペットボトルやリュックで浮く)
これらは、体力をあまり使わず、長く浮いていられる方法。自分の命を守るためにとても役立ちます。

ピノスでも、着衣泳を大切にしています!
ピノスけいはんなキッズスイミングスクールでは、2ヶ月に1度着衣泳の体験を取り入れています。
服を着たまま水に入ると、いつもの泳ぎとの違いにびっくりする子もたくさんいます。でも、それが大切な学びです。
「泳ぎが上手だから大丈夫!」ではなく、
“万が一”に備える力を身につけることが、子どもたちの安全を守ります。

最後に:おうちの方へ
お子さまの水辺での安全には、ご家庭での声かけも大きな力になります。
「水辺ではふざけない」「ライフジャケットをつけよう」「一人で川や海に行かない」など、日ごろから伝えてあげてくださいね。
ピノスではこれからも、お子さまの“生きる力”を育てる水泳教育を行ってまいります!

尚美学園大学スポーツマネジメント研究紀要
https://cir.nii.ac.jp/all?q=%E5%B0%9A%E7%BE%8E%E5%AD%A6%E5%9C%92%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%84%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%82%B8%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88%E7%A0%94%E7%A9%B6%E7%B4%80%E8%A6%81